細菌と抗真菌の違い

皮膚病や病気の原因となるものに、細菌や抗真菌があります。これらの微生物は、異なる生物であり、感染した場合には対処法も違ってきます。細菌と抗真菌の違いとは、どう言ったものなのでしょうか?

細菌の大きさは、0.2~1.0マイクロメートル程度です。原形質に核を持たず、主に分裂によって繁殖します。病気の原因となる主な細菌は、破傷風菌、結核菌、大腸菌O157等多種にわたります。基本的には、抗生物質による治療が可能ですが、抗生物質に耐性を持つ耐性菌も存在します。

一方抗真菌とは、簡単に言えばカビの事です。細菌よりも大きい事が多く、真菌には核と呼ばれるDNAなどの遺伝情報を包み込む膜が存在しており、細菌よりも高等な生物になります。人間の細胞に定着して菌糸と言う根を張り増殖します。真菌による病気としては、マラセチア菌による脂漏性皮膚炎や白癬菌による水虫、カンジダ菌もこれら真菌の一種になります。
抗真菌による病気には、抗生物質は効果がありません。むしろ抗生物質の服用により、悪化したり、病気を発症する事もあります。これらの病気は、抗真菌薬により治療する事が可能です。抗真菌薬は、細胞膜を壊したり細胞膜の合成を阻害して真菌の増殖を防ぎ病気を治療します。マラセチア菌やカンジダ菌などは、もともと人間の皮膚や粘膜に住み着いている常在菌であり、害のないものですが、免疫の低下や抗生物質の服用など、何らかの原因により異常繁殖し、痒みなどの不快な症状を引き起こします。

細菌や真菌は病気の原因にもなりますが、納豆菌やビフィズス菌と言った細菌、パンを作る際のイースト菌などの酵母も真菌の仲間であり、人間の生活や健康の役に立っているものもあります。

■抗真菌薬は早期に利用して治療しましょう
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